BANG & OLUFSEN という デンマークの会社が売っているIoT スピーカー。いやIoT Music クライアントと呼びたい。
おバカBluetooth スピーカーではなく、Linuxベース、WiFi を通じて TuneIn などの音楽配信サービスに直接接続して音を鳴らす。言い換えれば、スマホやコンピュータで 配信サービスをアクセスするのではなく、Bro Sound 2 自体がクライアントとしてログインして音楽をストリームする。
Linux Kernel 3.9 |
TuneInを操作 |
設定時は最初Bluetooth で接続し、もしiPhone だったら、AirPlay のスピーカーとして WiFi 情報をかすめとり、インターネットに接続する。賢い。
Bluetooth スピーカーと比べ、Beo Sound 2 は自律的に動くので、iPhone や Mac を動かしている必要もない。上部の円形アナログボリュームや、ボリュームの上にあるタッチパネルを駆使した、ヒューマンインターフェイスがすばらしい。 例えば、ご丁寧に近接センサを装備。人体を感知して、タッチパネルをどの方向から触っているかを判断している。スピーカーの360度どの方向から触っても、操作する人から見たタッチパネル(円形)の右は右、左は左だ。
もちろん、音も良い。
音が良いといえば、ソニーの力作 グラスサウンドスピーカー があるが、使い勝手は、完全に負けている。ユーザーを見ず、デバイス中心に設計したのか、音量コントロールをするのに、スピーカーをひっくり返してボタンを押したり、スマホを探して調節することが必要。
Beo Sound 2 -- 値段は高いが、IoT のとても良いデザイン例だと実感した。